ビッグビジネス

昨日、有益な情報として「餅まき」をあげた。つまりはヤングなレディにさえ需要があるということだ。その需要を掘り起こしてゆけはビックビジネスとなるはずである。しかし、最近は餅まきは衰退の一途を辿っている。面倒くささや地域コミュニティの希薄化が原因となっているのだろ。しかし、当社はこの時代と逆行する餅まきを推し進めてゆく。
餅まきにはめでたさや血肉踊る躍動感、そして地域の人々をつなぐ連帯感がある。まずは、建て前(棟上げ)に食い込んでいく。ちゃんとした建て前の餅まきができなければ、これから入るコミュニティに受け入れられないのである。餅まきのカットは近隣住民にケチと大々的な餅まきは派手好きと不必要な先入観を抱かせてしまう。当社はこの餅まきを一手に引き受ける。地域特性を十二分に調査し、家主と地域のニーズに応える。5円玉と50円玉の割りあい、餅の量、みかんや里芋をまくことの是非、子ども人数とキャベツ太郎、などなど。もちろん、5円玉に赤いヒモを通すことや餅など集める準備は怠らない。餅まきの成功により家主は近隣住民に温かく迎え入れられるだろう。
次は自治体の祭りへの食い込みを図る。餅まきにより祭りは盛り上がること請け合いである。また、企業にスポンサーを募ることで各自治体の負担を減らす。スポンサーへは餅に企業名やロゴを入れるなどの宣伝サービスを提供する。お餅を拾った人々が「ちょうど洗濯機が欲しかったところだったのよ。このメーカーのはお餅のように白く洗いあがりそうね。ここのメーカーに決めたわ。」という購買意欲を掻き立てることは間違いない。
全国各地津々浦々移動し、餅をまきビッグマネーを動かしてゆく。そしてこのビッグビジネスによりゆくゆくは500円玉は穴あき硬貨となるだろう。