ソウル紀行9

アンニョンハセヨ。
朝、5時過ぎに空港送迎の迎えが来る。昨夜、ガイドさんからちゃんとホテルに戻っているか確認の電話があった。行き当たりばったりで水原(スウォン)へ行くのは無謀なことのようで、ガイドさんに「水原行っちゃうからびっくりしちゃったよ。」と言われた。
空港までに夜が明けた。日本と韓国は時差がない。でも、韓国は日本より西にあるので日本で真上に太陽が昇ると正午だとすると、韓国では少し東に傾いて正午である。韓国では日の出が遅いぶん夜が来るのも遅い。
空港手前で食料品土産物店に寄り道する。キムチを買いたかったけどホテルで荷造りを完成させているので買わなかった。辛ラーメンも日本で買うのと同じくらいの金額だったので買わなかった。土産物店を出るとき日本の就学旅行の団体とすれ違った。この土産物店で高校生達は何を学べるのだろうか。
空港に着いて出国手続きが済んでも飛行機搭乗まで時間が持て余すほどある。微妙な友人が「お腹がすいたわ。コーヒーが飲みたいわ」とおっしゃる。私は「ああそう。コーヒーショップならいっぱいあるよ。」と空港内を見渡して教えて差し上げた。私も暇なのでコーヒーでも飲もうと思い適当なコーヒーショップを見つけ、微妙な友人に「私はここでコーヒーを飲むよ」と言ってコーヒーショップに入った。微妙な友人も付いて来た。空港内には有り余るほどコーヒーショップがある。わざわざ私と同じ店に入ることもない。搭乗ゲートもどこか分かっているから時間になったらそこに集合すればよい。心のなかで「金魚のフンめ」と叫んだ。